ようこそ先輩!中西圭一氏(クレイジーケンバンド)

 今や日本を代表する全方向型J-POPバンドのクレイジーケンバンド。
この学園通信をご覧の保護者やOBOGの方の中にもファンの方が大勢いらっしゃると思いますが、その結成メンバーの一人にサックス&フルート奏者の中西圭一さんがいらっしゃいます。そして、実はこの中西さんが三田学園のOB(68期生)なのです。

 三田でクレイジーケンバンドのコンサートが開かれることになり、久しぶりに三田の地に足を踏み入れられた中西さんが10月31日(土)、卒業以来とおっしゃる母校を急きょ訪問してくださいました。
在校中は吹奏楽部に所属されていたことから、訪ねられたのは中学校東館にある吹奏楽部の練習室でした。
折から、本校の吹奏楽部員たちは桜陵際直前、最後の練習の真っ只中。ステージでの演奏曲一曲一曲ごとにパートと全体での演奏を繰り返し、アクション(フリ)までも入念にチェックしている後輩たちを、中西さんは時に真顔になったり、時に一緒にリズムをとったりしながらも、始終優しい眼差しで見つめておられました。
「僕は楽器を中学生時代にクラリネットから始めました。在校していた頃は部室が当時の講堂にあり、中学校本館の職員室の横には楽器庫がありました。部員数も20数名程度の小所帯でもちろん男ばかり(笑)。でも、仲間同士仲良く、日が暮れるまで練習していましたね」
中西さんのお話を聞いていると、かつての三田学園の様子がどんどんとフラッシュバック。吹奏楽部の顧問だった桜井先生をはじめ、懐かしい先生の話でも盛り上がりました。
「男女共学化された三田学園には初めて来ましたが、まるで別の学校に来ているみたいです(笑)。でも、みんな、青春していますよね!これから先、楽器を続ける続けないは人それぞれかもしれないけれど、今のこの時を大事にしてほしい。今日は僕も良い刺激を受けました」

 母校訪問の感想をそう語ってくださった中西さん。健気に練習する後輩の姿には、最後まで目を細めておられました。
今後もますますご活躍される中西先輩には、またいつでも母校に戻って来ていただきたいと思います。