会長挨拶

この度、垣田宗彦前同窓会長のあとを受けて三田学園同窓会の会長に就任いたしました。先ずは前会長のご尽力に敬意と感謝を申し上げますと共に、20,000名を超える卒業生を擁する組織の要職を務めることになり、その責任の重さを痛感しています。私自身といたしましてはこの職を担う器には非ずという思いでございますが、ともあれ就任に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
 同窓会員の皆様方には、母校への誇りをもって平素から同窓会に対して暖かきお心を寄せて下さる事を心嬉しく感じています。私は同窓会というものに心を巡らせたときいつも感じるのは人の縁です。すなわち私達の心の記録部分を特定の年齢に溯れば時代背景は違えど三田ヶ丘の情景が等しく記録された心を持ち合わせています。それはただ偶然の結果ではなく、しかるべき縁によって繋がっているといえましょう。私はこの繋がりというものを心から大切にしたいと思っています。いま同窓会として、卒業後20年、40年、50年の方を対象にまホームカミングデーが実施されていますが、この年代に限らず積極的に各年代において同窓会を開催していただくことを願っています。そして各年代を超えて絆を深め、親交を深める上で大きな役割をなすのが各支部の活動です。その意味において各支部の益々の充実を願うものです。このような願いの下、本部の活動といたしましてはその願いを成就するための支え役となる活動をして参りたいと思っています。
 どうか同窓会員の皆様には三田学園に、そしてこの同窓会に深い愛情を注いでいただき、当会が益々発展いたしますようにご意見ご要望をお寄ぜ下さいますれば有り難く存じます。最後になりましたが、会員の皆様のご発展とご健勝をご祈念いたしましてご挨拶とさせていただきます。

令和3年7月吉日 三田学園同窓会   会長 山本 光洋(54回)