第1回三田学園ホームカミングデイ

 10月11日(土)、台風接近前の晴れ間の下、本校OBの方々を母校にお招きして第1回ホームカミングデイを開催いたしました。
三田学園と同窓会の共催、三田学園ホームカミングデイ実行委員会の運営になるこの初の催しは、卒業後20年、40年、50年目を迎えられた77回、57回、47回の卒業生の皆様を中心に、時代とともに移り変わる三田学園の姿を直にご覧いただき、恩師や旧友たちと親交を温めていただくことを目的に企画されました。

 当日のプログラムは小寺ホールでの歓迎セレモニーから開幕。増田実行委員長の開会宣言に引き続き、梶谷同窓会会長、北畑理事長の挨拶へと進んだ後は、スペシャルゲストである恩師の先生方のご紹介へと続きました。壇上には前中 直先生や山口義雄先生、梅林一彦先生らOBの方々にとっては懐かしいお顔が現役の先生方と一緒に並び、前中先生からは貴重なお言葉も頂戴しました。
続き、吹奏楽部OB会により「上を向いて歩こう」や「三田学園応援歌」を演奏していただき、セレモニーの締めくくりは、吹奏楽部OB会の伴奏により出席者全員で校歌を斉唱しました。

 その後、会場を中学校本館の1年生の教室に移し、恩師の先生方による「復活授業」の時間となりました。OBの方々にとってはかつて慣れ親しんだ木造校舎の匂いや窓外の景色を懐かしみながらのこの授業は、卒業回に合わせて3つの教室に分かれ、行われました。
 教壇に恩師の先生方が往年の面影そのままに立たれると、かつての教え子たちからは「おお!」という歓声が涌き起こり、恩師の近況や学園での思い出話、また教え子たちによる近況報告などもあって、師弟の話には大輪の花がどの教室にも咲き誇りました。
復活授業を挟んで中学校本館の資料室や記念図書館等、校内見学が行われた後は、桜陵館の食堂へと移動し、直江社中による野点でお抹茶をいただきながらご休憩していただきましたが、恩師や旧友とのつもる話はまだまだ後を絶たないようでした。
 気が付けばあっという間に終了時刻の17時となり、名残惜しさあふれる中でプログラムは終了となりましたが、その後も校内を散策して回られるOBの方々は多く、母校でのひとときはきっと充実してかけがえのないものになったのではないでしょうか。来年は78回、58回、48回の方をお招きして開催する予定です。